大きな決意/決断を伝えるときに覚えておくべき心構え
- kayb02141212
- Oct 25, 2024
- 3 min read
自分一人ではなく第三者が関わる決意/決断を伝える時、私がいつも心にとどめている事は
どんな決意/決断であれ最初から相手が賛成/応援してもらえるとは限らない。
です。
皆さんの中に、「私がもし○○するといえば相手はきっと喜んでくれる/賛成してくれる。」
と意気揚々で伝えたら、反対され喧嘩になってしまった。という経験はありませんか?
ここで私の経験を一つ紹介したいと思います。
私達がオーストラリアからイタリアに移住を決めた時、「どこに住むか?」という決断をし
なければなりませんでした。夫の両親の家で同居かどこかに家を借りて住むかを決めなけれ
ばなりませんでした。夫の両親の家は3階建てで、昔は2世帯3家族が住んでいたほどの大
きな家なので同居の際のスペースの問題はそれほどありませんでした。
ですが、私自身が「義理両親との同居」という生活にあまり良いイメージを持っておらず(夫の両親はとても良い人たちだったのですが、、、)どちらかというと家を借りて住む方を希望していました。
しかし、夫の両親は一日も早くイタリアに戻ってきてほしいと願っている、そしてこれからどんどん年を取っていく義理両親にとって3階建ての大きな家を維持していくのは大変になるだろうという事で、2世帯住宅に改築して居住スペースを完全に別にして住む事を義理両親に提案しようという事になりました。
一日も早くイタリアに帰ってきてほしいと思っていた息子が帰ってくる。しかも、二世帯住
宅で一緒に住んでくれる。3階建ての大きな家の維持も楽になる。など夫の両親にとっては
良い事だらけなので絶対賛成してくれると夫は思っていたようですが両親の反応は全く違う
ものでした。
私たちの意向を伝えると、「今まで使っていた居住スペースが減ってしまう。物を置く場所
が無くなる。」と言って賛成してもらえませんでした。
後日、再度話し合った時には「よく考えたら一緒に住んでお互いに助け合える最高のアイデ
アなのに、反対して本当に申し訳ない。そうしてもらえるなんて本当に嬉しい。」と賛成し
てくれました。
こんな風に相手にとってもプラスになるだろうと思う事でも、相手はあなたとは違く人間で
あり価値観も考え方も違うので、
あなたが思うような反応をしない場合もある
という事を必ず心にとどめたうえで自分の決意/決断を伝えなければなりません。絶対受け入れてくれると思って伝え、反対されると拒絶されたような気持ちになり、その後の発言が感情的になり有益な話し合いを出来なくなってしまいます。ですが、「どんな反応をするか分からないけど伝えるだけ伝えてみよう。」というような心構えで伝えれば、
賛成してもらえれば万々歳、
反対されたら「なるほど。そうきたか。」
と感情的にならずにすみ、その後スムーズに話し合いを続ける事が出来まず。
皆さんも、第三者に自分の決意/決断を伝えるときは「どんな決意/決断であれ最初から相手が賛成/応援してもらえるとは限らない。」と心にとどめた上で伝える様にしてみてください。
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